居心地と居場所
暑かった夏もようやく終わり、空の雲も高く秋らしい季節が急にやってきた今日この頃です。世の中は小説の世界かと思うほどのコロナ禍の中、いつ終息するのかわからない不安な毎日を平静を装いながら皆さん生活されています。そんな中、外出を自粛して家にいる時間が増えたことで住まいの大切さに気付いた方も多かったと思います。
アフターコロナはそんなニーズに合った家づくりになっていくのではないでしょうか。自然素材の温もり、触れたときの気持ちよさ、空気感や癒される木の香りはやはり人工的に作られた素材とは別物です。
最近の住宅は断熱性能を上げ、高気密高断熱を優先するために窓は小さく、機械で換気して息苦しい家がたくさん建築されています。太陽光をできるだけ取り入れ、風通しの良い間取りを考えた当たり前な設計がこれからもっと望まれるでしょう。
テレワークやビデオ会議等の増加によって、夫婦それぞれの個室空間が必要になってくるはず。とはいえ住宅が大きくなってしまうのも困りもので、予算も膨らんでしまいます。
そこで考えられるのが空間利用です。屋根裏や階段下等は忘れがちな空間です。たった1畳でもいいので、そのような場所を上手に使って大人の空間を作ってみたらどうでしょう。夢をたくさん語ってください。きっと楽しい家づくりができるはずです。
私たちはこれからの時代を反映した住まいを提案していきたいと考えています。