製図の道具のお話

NHKの「趣味どきっ!」というコーナーをご存知でしょうか。その中でも人気で、何度も再放送されている 幸せになる 暮らしの道具の使い方。という番組。色々な職業の達人が、普段つかっている道具やそのライフスタイルを紹介します。そんな番組にあやかって、今回は建築に使う道具を紹介したいと思います😊

さあはじまるワン🐶

▼製図の道具▼

現在は、CADといってパソコンで図面を作成することがほとんどですが、建築士の試験はいまだに手書きの製図課題の試験が行われます。製図試験を受けてからもう何年も経ちますが、今回は私が使っていた代表的な製図道具を7個紹介します。

①ドラフター(製図台)


なんといってもこれが無いと製図が出来ません。平行定規が付いていて、縦線と横線が自在に引けます。紙をマスキングテープなどで固定して、線を引きます。

②勾配定規

角度が調節出来るようになっており、斜めの線を引くことが出来ます。屋根など勾配がある図面を書く時便利です。STAEDTLERのマルス勾配三角定規の25㎝と15㎝を使っています。

③三角スケール(サンスケ)

断面が三角になっていて、くるくる回して1/100から1/600までの縮尺で図面を書くことが出来ます。製図作業がパソコンになった今でも、よく使用するサンスケ。木で出来ているので、間違ってもカッターを使う時の使用はNGです!(過去に失敗談あり笑)

④テンプレート

テンプレートは色々な種類がありますが、一番よく使うのが、正方形のテンプレート。柱を書く時に超高速で書くことが出来ます!カッカッカッと凄い勢いで書けるのは一種の快感です笑他にもトイレの型や家具の型のテンプレートもあります。作業がかなり短縮されるアイテム。

⑤ブラシ・ハケ

図面が消しゴムのカスやシャーペンの粉などで紙が汚れた時掃除します。右のブラシは長年愛用しているもので、左はお洒落で購入。本物の鳥の羽で作られています。しかし、とても使いにくいです笑

⑥ステンレス字消し版

もうかなり書き上げた図面の、ちょっとしたミス・・。字消し板を当てて消しゴムをかけると、ピンポイントで消すことが出来ます!とっても便利!

⑦シャーペン

製図用のシャーペンもありますが、自分が使いやすいものを選びます。線の強弱が命の製図。私は芯の太さの違うものを4種類くらい分けて使っていました。

まとめ

もうほとんど製図台を使って図面を書くことはありませんが、沢山練習した道具でなので処分することはありません😿勉強し始めた時一枚図面を完成するのに10時間近くかかりました・・・!それを2か月ほどの訓練で半分の5時間くらいに短縮させて試験に挑みます。製図試験はスピード勝負!使いやすい道具を使うのも時短をするのに重要です😊

ちなみに、ヤマワの社長はいまだにドラフターで施工図面を書いています!

実物がこちら!!

何十年もずっと現役の大型のドラフターです!🖊

ほとんどの設計士がCADを使っていると思うので、こういったドラフターは貴重かもしれません。(実務はCADが主流なのになぜか建築士試験は製図・・・?というのはちょっと謎ですね笑)

🖊SAORI🖊

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