長野県立美術館

「超絶技巧、未来へ!」という工芸展が見たくて、念願だった県立美術館に行ってきました。

ちょうどお昼時に行ったせいか、それほど混んでいなくてゆっくり見ることができました。

ベテランの作家さんが多いのかと思っていましたが、若い作家さんが多くて「未来へ!」の意味が分かりました。

作品はどれも素晴らしくて、あっという間に2時間も経ってしまいました。

 

一本の木から削り出したスルメはリアルでおいしそう。

木のクリップもチェーンも一つの木から掘り出されているため全部つながっています。

 

鹿の角で作った花弁は花器に水を注ぐとゆっくりと花が開くという驚きの仕掛け。

動画で見ることができました。まだ34歳の作家さんです。

 

水を飲んでいる蝶の木彫りも本物と言われてもわからないくらいの精密さです。

水滴は板全体を掘り下げて浮き彫りにし、研磨してツヤを出しています。

こちらも29歳の作家さんです。

 

陶芸・木彫り・金工・切り絵・ガラス・ペーパークラフトなど様々な技法を見ることができて、本当に有意義な展示会でした。

細かな作業が苦手な私は、同じ人類として自分にがっかりです…

 

全部を見終わってガラスの通路でボーとしていたら、年配の女性に話しかけられて少し世間話をしました。

長野市は芸術にかけては遅れていることや、駐車場が遠くて年配者には優しくないこと、以前の県立美術館にあった大きな木がみんな切られてしまったこと、善行寺前の石畳の管理にものすごくお金がかかっていることなど、とても憂えていらっしゃいました。

日々の暮らしに追われ、見過ごしていることに目を向けなければいけないと、改めて考えさせられた一日でした。

それにしても、内部は迷路のようで迷いました。どうなっていたのかいまだに全容がつかめていません。

 

水のペットボトルが買いたくて迷い込んだお土産屋さんで買ってしまった磁石の人型。

1匹770円もしたので、2種類しか買いませんでしたが、今度行ったときに買い足してこようと思います。

全部で8種類くらいあって、いろいろくっつけるとみんな組体操のようになります。

妙にはまってしまいました。

 

🖼YAMAGUCHI🎨

 

 

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