山口家復興まで⑥ 解体編

重機が入らないので、解体の前に井戸の撤去と木を2本切ることになり、赤沼の神主さんにお祓いをお願いしました。木は何十年ものの木なので、切るのは心が痛みます。ごめんなさい。

それから知り合いの古道具屋さんに来てもらって、建具や小物など何点も引き取ってもらいました。私たちが考える古道具とは違っていて、例えば 銅製の 樋と樋の受けみたいなものやスイッチの枠?や、棚の支えや牛乳瓶を入れていた木の箱とか電気の傘、古いビン、どこかの枠あと天井も。こんなもの使えるのかしらというものばかり。でもまたどこかで再利用されたらうれしいです。

物置の床に使われていた栗の木の床材も剥いでいったのですが、その下におがくずが詰められていて、昔の断熱材の役割をしていたことがわかりました。昔の人の知恵ですね。剥がなかったらわからないままでした。

ちなみに裏の門に使われていた大きなケヤキの扉は、信濃町役場の北側の温石(おんじゃく)といううどん屋さんで使われています。古民家をリフォームして開業していますので、よかったら食べに行って見てみてください。密にならないカウンターで、お客様の回転も速いのでぜひ。ただしなかなかお店が見つからないので、お楽しみに!

 前の記事を見る 一覧を見る

ページの先頭へ