大工
お家を建てる時、大工さんの存在は大きいですよね。いくら図面が素晴らしくて材料が良くても、建てる人がいなかったら到底目標を達成することが出来ません。自分も若いころ(25~30歳まで)大工をしていました。毎日が新しい経験と挑戦で、先代社長の激励もありながら、本格的な和室の造作や構造材の墨付けなど、一つの作業に集中して取り組むことができ、達成感に満ち溢れた毎日だった記憶があります。
そして今6年間の大工経験がとても役に立っています。大工さんが加工しやすく材料を無駄にせず、きれいに早く仕上げられるようにすること、材木の材種の使い分けや見極めも自分が確認するようにしています。ヤマワが作っている家は柱や梁を見せるお家です。構造的にも丈夫でなくてはなりません。同時に木組みが美しくなくてはなりません。太い梁は住んでいるご家族に安心感と癒しの空間を演出してくれます。
会社の指針の一つが木造建築の良さを最大限に引き出しながら、無駄なコストをかけずに少しでも安くお客様に提供すること。その要因の一つとして、壁・屋根パネルを大工さんに作ってもらっています。普通は専門の会社に制作を依頼しますが、余計な経費や運賃が発生してしまいます。試行を重ね、今では高い精度で制作できるようになり、大きな貢献をしてもらっています。
ヤマワの大工はそれぞれ一人で、一件の家を最初から最後まで仕上げてもらっています。一人だからこそ、現場の進行状況も含めて仕上がりの出来栄えや、センスの良さも明確になりますので、試行錯誤しながら頑張ってもらっています。見学会ではそんなところも見ていただけると嬉しいですね。